サイコパスが操る情報社会

有名人のツイッター、インスタグラム、ブログなどSNSが荒れて炎上することがよくあります。炎上したことは、テレビのニュース番組やネットニュースに取り上げられていきます。小さな炎上でも拡散力のあるメディアにより再発信されて、大きな問題になります。しかし、こうしたメディアの情報を見ると、炎上させられた有名人が悪者にされ、ネットの意見は多数派の意見のような印象を受けます。様々な媒介を通した伝播してくうちに、情報が捻じ曲げられたり、確かな証拠もないものや、嘘の情報が混じってしまいます。最終的には、嘘が大半をしめる情報へと化けることもあります。問題なのは、こうした正しくない情報を受信する側が見分けられたり、批判的になることが望ましいのですが、逆にフェイクニュースなどの情報を一度信じてしまうと、なかなかその思い込みが解かれないというデータもあります。なので、間違った情報に踊らされている人が多いというのが今の情報社会の現状です。多くの人は操られているともいえます。

こうしたネット発信の情報の発信元を探っていくと、ある共通の特徴を持つ一部の人間が存在していることがわかります。それはサイコパスです。報誹謗中傷のコメントを書き込み、荒らしを起こしている人は、ある研究によるとネット全体のわずか0.4%しかいないそうです。ネット時代はサイコパスが活動するのに良い環境であり、サイコパスが社会に露出しやすい時代です。彼らの特徴として、共感性の欠如、サディスト、ナルシスなどがあげられています。共感性の欠如とはつまり、相手の立場になって考えることか苦手、他人の気持ちを推し量ることが苦手であることです。サディストとは、相手を傷つけたり、相手が怒ったり、他人の不幸に快感を感じる人です。ナルシスとは、自分の言っていることは絶対正しいと思っている人のことです。これらの特徴を持っている人は、炎上に参加しやすい傾向があります。文春を代表とする、ゴシップネタやフェイクニュースを発信する媒体に所属している人もサイコパスの特徴を持っている人が多いことでしょう。

 

サイコパスが多い職業は、企業のCEO、弁護士、メディア、外科医です。従業員の首を切る決断をしなければならないCEOはあまり共感性が高いとそうした決断ができないかもしれませんし、時に悪者の味方をしなければならない弁護士は共感性が高いと人情が入りすぎ法に従った判断ができないかもしれません。人の体にメスを入れる仕事である外科医は、人を傷つけるのが好きなサディストや傷つけても平気でいられる共感性が低い人が向いているといえます。