集中力をなくした現代人。

 読書をするときは、浮気をしていけない。違うことを考えてしまうと著者の言いたいことをしっかり理解できなくなる。その著者がなにを言わんとしているのか、なにが伝えたいのかを全力を尽くして理解しようとするのが大事だ。集中して読まないといけない。いや、集中して読まないと真に読書は出来ない。

 読書は集中力を養うのに必要な手段だ。しかし、現代人が読書をする時間は減った。多くの人は本を読まない。だから集中力がない人が増えてるのではないかという仮説が立つ。そして集中力を読書で養わなくなったことに加えて、現代人の集中力を欠いている物がある。それはスマホだ。スマホは人々の集中力を切らすという効果を実は持っている。集中力を切らすナイフだ。現代人はわずかな暇さえあれば、スマホをいじる。本当は見る必要がないときにスマホを見る。それは、学校の授業中であったり、会議の途中だったり、最悪なのは話をしているときスマホを見ることだ。さらに、受験生にとってはスマホは悪魔のささやきだろう。そんな悪魔は魔法瓶に閉じ込めておいた方がいい。このように現代人の集中力をスマホはきってしまう。集中力がなくなったことで、人々は人の話を聞けなくなったのではないかと思う。これは大学の講義で顕著だ。多くの大学の講義の中で、集中して聞いている学生は1割くらいだろう。あとの学生は、悪友との会話を後ろの席で楽しんだり、くだらないネット記事などを読んでいたり、ゲームをしていたりする。これは、現代人が集中力をなくした証拠でもある。しかし、大学の講義は集中力が必要である。講義内容は小学校のぬるい授業とは違う。難しそうな概念や定義など集中力していないと理解ができない。